2022/03/14
今回はルーツゴルフのこだわり「アイアンのソール形状」についてご紹介させていただきます。
弊社のクラブは飛び抜けた“飛距離性能”に重点をおいて開発しておりますが、ピンを狙うアイアンは、
“狙ったポイントに止めることのできる球の高さ”
“ミスショットをカバーしてくれるやさしさ”
この2つを持ち合わせていなければいけないと思っています。
これに最も重要なのは「ソールの形状」です。
まずは、ルーツRaptorアイアンのソール形状をご説明します。
ルーツRaptorアイアンは、「高く、強い弾道で飛ばせるアイアン」をコンセプトに作りました。
アマチュアゴルファーはヘッドを鋭角に(打込み気味)にヒットさせる方が多く、そういった方々がバンスの強すぎるアイアンで打つとリーディングエッジがボールの下まで入りきらず、スピン不足からボールが上がり切らない、いわゆる「薄い当たり」になりがちです。
ルーツRaptorアイアンのソールは、フェース面側に小さな面①を持たせつつ、番手別に角度、幅を変えた大きな面②③を持つV字型の形状になっています。
打込み気味に打たれる方にとって、①の面は打ち込んでもリーディングエッジが地面に刺さりにくいように、②の面にはインパクト時に一旦地面へもぐり込みながらヘッドがスムーズに抜ける効果を持たせ、②の面と③の面でできたV字型の形状でインパクト時に地面からヘッドを弾き上げてくれるソール形状になっています。
このV字型ソールから生まれる弾きと超合金アーメットフェースの弾きの相乗効果により、大きな飛距離性能を持ちながら、グリーンでピタリと止まりやすいアイアンとなりました。飛んで止まるやさしいアイアンはスコアアップの秘訣です!!
次に、ザ・ルーツJinアイアンのソール形状をご説明します。
ザ・ルーツJinアイアンは、「楽に振っても大きな飛距離を出せるアイアン」をコンセプトに作りました。
ご存知のとおり、今のアメリカPGAツアーではシャロースイングが必要とされています。それはアイアンでも高く強い球を打たないと勝つことができないからです。プロゴルファーはパワーもあるので、ボールを高く上げることは簡単ですが、日本のアマチュアゴルファーが彼らと同じように高いボールを打つには、クラブの性能で補助することが必要となります。
ザ・ルーツJinアイアンのソール面は大きな3つの面で構成されています。
シャロータイプのスイングで打たれる方にとって、①の面は地面に突き刺さらず、しかし弾かれ過ぎない効果を。②の面には長くシャローなスイングに応じ、気持ち良くソールが滑り抜けてくれる効果を。③の面には、すくい打ち気味に打ってしまい、ソールが地面に弾かれてもトップ球になりにくい効果を持たせたソール形状になっています。
ザ・ルーツJinアイアンは、ヘッドの重さをソール部分に集めた超低重心設計で、前述のソール形状と超合金アーメットフェースとの相乗効果で、楽に振っても、簡単に高い弾道のボールが打てるようになっています。
弊社のアイアンはストロングロフトで飛び系アイアンに分類されますが、単純にロフトを立てたからと言って、飛ぶということにはなりません。
確かにヘッドスピードの速い方にとってはロフトの立っているアイアンの方が飛距離アップを望めますが、標準的なヘッドスピードの方にとっては「長い番手のアイアンが打てない」「逆に飛距離が落ちてしまう」という現象になりがちです。その主な原因はボールの高さ不足です。
弊社のアイアンはすべて、こだわりのソール形状によって、とても高い弾道を実現しております。
しっかりとボールの高さを出せれば、グリーン手前のハザードも気にせず、ボールも止まり易くなる。
さらに大きな飛距離を手に入れることができる。
これはアマチュアゴルファーにとって、凄いメリットとなります!!
今回はソール形状のこだわりについてご紹介致しました。
ルーツゴルフでは一人でも多くのゴルファーにゴルフというすばらしいスポーツを楽しんでいただけるよう、優れた性能のゴルフクラブを開発していきたいと考えております。
どうぞこれからも宜しくお願い致します。
ルーツゴルフ製品開発責任者 其阿弥(ごあみ)