「アーメットインフィニシリーズ」はプライベートゴルフを楽しまれているが、競技会にもよく参加されているゴルファーが好成績を収められるクラブにしようと決め、開発をスタートさせました。
「アーメットインフィニシリーズ」の設計からデザインに至るまで、我々の中に有ったキーワードはハードボイルド設計!「カッコよくなければクラブじゃない!でもやさしくなければゴルフは楽しめない!」でした。
一見シャーブなヘッド形状で難しそう(?)に見えるが、打ってみると
①楽に飛ばせる!
②楽にボールがつかまり、ダフリなどのミスをカバーしてくれる!
③フェースにボールが吸い付く様な気持ちの良い打感!
この3点を実感頂けるクラブを目指し、その通りのクラブが完成したと自負しております。
楽に飛ばせる事!については、スーパーアーメット鋼の加工技術や加工のコツを蓄えてきたことが活かせましたが、「シャーブな形状でありながら楽にボールが捕まるヘッド」と「納得できる打感」を実現するまでには、何度も何度も調整を繰り返しました。その結果、アーメットインフィニシリーズの開発テーマをどのようにして実現できたのか?を簡単にご紹介させて頂きます。
ウッド類
打感に関しましては、結果的にアーメットフェースの硬度を敢えて少しだけ落としました。デザイン的な凸凹を用いてソール面の強度を高めた「ベントソール」とハニカム形状の粘り強さを利用して、たわみの大きい「極薄クラウン」の組み合わせで弾き感の大きいヘッドには硬度を少し落とした「アーメットフェース」の方が良い結果を生みました。「ヘッド全体の弾き感」と「ボールが吸い付く様な打感」という相反しそうなものを融合し、一つの気持ち良い感触として味わっていただけるヘッドが完成致しました!
アイアン
そこで選んだのが、ボディの素材変更です。今まではステンレス鋼を採用していましたが、テストを重ねていく内に、ヘッド素材自体に柔らかさを持たせれば、ボールの捕まり具合にも必ず良い結果をもたらせると確信し、今回初めてヘッド本体に軟鉄素材を採用しました。結果は予想を上回る内容でした。飛距離、ボールの捕まり、打感全てにおいて納得のできるヘッドになってくれました。また、ミスヒットしてもなるべくターゲット方向へボールを飛ばしてくれる様、今回のヘッド形状に合わせてソール形状も改良致しました。
見た目はシャープな形状でありながら、「飛距離」、「易しさ」と「打感」を味わえるアーメットインフィニアイアン!ぜひお試し下さい!
ウェッジ
アマチュアゴルファーには、上げるアプローチが苦手、上げようとするとダブってしまう、と言われる方が多い。この問題を何とかしたいと思い、上げるアプローチが苦手だと言われる方々に訊ね聞くと、ほとんどの方が「フェースを開いた時点で右に飛び出しそうな気がする」「構えた時点で違和感を覚える。」と答えられます。
そう思ってしまう大きな要因は「ネックの形状」です。フェースを開いた時も違和感の無いネック形状にすれば、上げるアプローチがイメージし易くなる。上げるアプローチをマスターすれば間違いなくスコアメイクに直結する!
そう考えた私たちはフェースを真っ直ぐに構えれば捕まり易そうなヘッド形状、ネック形状で、フェースを開いて構えればネック部分が邪魔せず、違和感なく構えられるヘッド形状、ネック形状を開発致しました。
お陰で沢山の新しい知識やコツを得ることができました。これは今後のクラブ作りにおいてもきっと役立つことと思っております。
製品開発スタッフとしまして、今後もアマチュアゴルファーに本当に喜んでいただけるクラブ作りに鋭意努力してまいりたいと思います。
どうぞ本年の自信作、アーメットイニンフィニで素晴らしいゴルフをお楽しみ下さいませ。